コロニア・グエル教会とはスペインにあり、
アントニ・ガウディの作品群として世界文化遺産に登録されています。
アントニ・ガウディの芸術に虜となったエウゼビ・グエル伯爵が、
ガウディのスポンサーになったことは、グエル公園の時に書きましたね。
グエル伯爵は繊維工場で成功しており、お金持ちでした。
そしてバルセロナにあった繊維工場を田舎に建てようと計画します。
そのためには従業員もそこに住めるようするために病院や学校を建て、
教会はアントニ・ガウディに依頼をしました。
1898年に依頼され、ガウディは芸術の更なる美しさを求めて、
逆さ吊り実験を始め、10年もの歳月が経ちました。
逆さ吊り実験は現在『フニクラ』と呼ばれています。
フニクラはサグラダ・ファミリア、グエル公園、
そしてコロニア・グエル教会に使われました。
ガウディの芸術作品の特徴である、曲線ですね。
フニクラとは複数の網状の紐に錘をつけて支えると、
紐が作る曲線は、上下を返せばそのまま建築物の重さを支える
自然で安定した柱の曲線となると考えました。
ガウディは自然と調和した建造物を作ることが理想でした。
そして植物、動物のモチーフを取り入れるのみではなく、
柱や建造物でさえも、自然の法則を探していきました。
『美しい形は構造的に安定している』という名言があり、
このコロニア・グエル教会の柱は斜めになっていたり、
柱が上から下へ細くなっていますが、
教会は美しいまま、今も建造物としてあり続けています。
そして1908年に逆さ吊り実験が成功したガウディは、
コロニア・グエル教会の着工をしていきます。
6年後にグエル伯爵が亡くなって伯爵の息子も教会の建設には消極的であり、
ガウディはサグラダ・ファミリアの建設に集中するため、
コロニア・グエル教会は未完成のまま工事は終了してしまいます。
コロニア・グエル教会の外観は煉瓦造りとなっています。
ぱっと見はガウディらしくないという感想です。
しかし、天井や内装はカラフルなタイルが使われいます。
窓の形、柱も曲線があり、ガウディらしいですね。
ステンドグラスは花のような丸いガラスであり、
色鮮やかで可愛い印象です!
ガウディの建造物を見ていると、カラフルな世界や海にいるような気分になり、
ガウディのファンになってきました。
いつか絶対にスペインに行ってみたいです!
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