パムッカレはトルコのデニズリ県にあり、
ヒエラポリス-パムッカレとして世界複合遺産に登録されています。
パムッカレは自然の石灰華段丘で、
パムッカレの石灰棚の上にある
ヒエラポリスは紀元前に造られた遺跡です。
この2カ所が世界遺産に登録されているため、
複合遺産となっています。
パムッカレ
パムッカレとはトルコ語で『綿の宮殿』という意味です。
かつてはこの場所の近くで良質な綿が収穫できていたため、
このような名前の由来となっています。
歴史
パムッカレはとても有名であり、
皆様も何かの写真で見たことがあるでしょうか??
パムッカレは純白の石灰棚に水色の温泉が溜まっており、
とてもこの世のものとは思えないほど、美しいのです。
自然がこんなにも美しいものを作り出すなんて不思議ですね!
パムッカレは年月をかけて自然によって作られました。
二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨水が、
石灰岩に徐々に染み込んでいきました。
雨水と石灰岩が混ざりあい、炭酸カルシウムとなって地下水となります。
地下水は地熱で温められ温泉となり、
地表に出て美しい石灰棚を作っていきました。
ヒエラポリス遺跡
ヒエラポリス遺跡は紀元前190年にペルガモン王国の
エウメネス2世によって造られました。
その後、2世紀に入ると温泉好きのローマ帝国の支配下となりました。
パムッカレから湧き出る温泉の近くにヒエラポリス遺跡はあるため、
ローマ帝国の人々の保養地として繁栄することとなりました。
人々はローマ劇場やローマ浴場を作っていました。
しかし、2回の大きな地震によって、崩壊することとなりました。
観光
現在ではローマ帝国の遺跡が沈みかかったプールがあり、
世界でも珍しいプールになっています。
この崩れた神殿は692年の地震によって崩れたものであり、
自然に溜まった温泉です。
プールの温泉もかなりの透明度であり、
遺産を水の上からでも見ることができるほど美しいです。
温泉も36度前後なので、程よい温度なのでぜひ行ってみてくださいね♪
パムッカレの美しい石灰棚には足をつけられる場所もあります。
壮大な自然を背景に写真を撮るのもいいですね♪
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